「はぁとほっと」の産後ケアについて
「はぁとほっと」は東京都北区にある、産前および産後ケアを行う、一般社団法人です。赤ちゃんの成長過程を踏まえた親子の関わり方や、赤ちゃんのあやしかたなどをママたちに伝えています。また、子育てに関することについての無料相談や、授乳スペースの提供、赤ちゃんの体重測定なども行っています。オンラインゼミなどの実施もありますが、現在は休止しており、メインは産後デイケアになります。
こちらでは毎日、2人までの受け入れのため、ゆったりと過ごすことができます。
この記事では、東京都北区王子にある、「はぁとほっと」の産後ケア（産後デイケア）について紹介していきます。実際に利用もしているため、利用した感想や持ち物のポイントなどもお知らせします。
はぁとほっとの場所
はぁとほっとの最寄り駅は、都電荒川線の栄町駅、もしくはJR/東京メトロ南北線の王子駅です。栄町駅からの方が少し近い距離にあります。地図上の場所は分かりやすいのですが、実際に行くとなると線路沿いのため、どのルートがいいのだろうと迷う方が多い立地です。
ぐるっと1周すれば必ず入口が見つかりますが、連絡すればスタッフの方が迎えに来てくれるので、迷わず電話するのが最善でしょう。
外観はこのような感じになっております。手前に会社があるので、それ以上進むことを多少ためらいますが、奥まで進むとはぁとほっとの入口が見えてきます。
到着後、手続きをしたら、産後ケア利用者は2階にある洋室か和室の個室、どちらかを利用します。赤ちゃんは1階の託児スペースで預かってもらえます。
はぁとほっとの産後ケアの料金と利用時間帯
通常は1日23,000円ですが、以下の自治体では北区在住であれば、区の助成により1日2,500円で利用可能です。また、利用ができるのは、初回の場合は産後、5か月、2回目以降は出産後６か月以内です。
また支払いは現金もしくは、PayPayでの支払いが可能です。また、キャンセルは、前日の10時までとなっており、ここまで連絡ができれば、キャンセル費用はかかりません。これ以降のキャンセルは、利用料の50%（25,000円の半額12,500円）がかかるので、注意が必要です。
チェックインとチェックアウト時間
はぁとほっとでは、厳密なチェックインとチェックアウト時間の決まりはありません。10:30～16:00の間で好きなように滞在可能です。最大限活用するためには、10:30から利用するのがおすすめです。
また利用できるのは、月曜日・火曜日・水曜日・金曜日です。
はぁとほっとの無料メニュー
はぁとほっとでは、ママの希望に合わせた過ごし方ができます。「赤ちゃんの成長と発達の観察(体重測定)」、「母乳相談」、「助産師との個別相談」、「成長発達を踏まえた抱き方・寝かせ方」、「お昼寝、入浴、足浴」など、ママの希望に合わせて相談するもよし、休息に充てるのもよしとなっています。
また、昼食後には助産師さんが身体ほぐしを無料でしてくれます。日々の赤ちゃんのお世話で凝り固まった身体をほぐしてもらい、ゆっくりと昼寝するのがおすすめです。
はぁとほっとの有料メニュー
はぁとほっとでは、無料メニューのほか、有料でのサービスも提供しています。
- ランチ：700円
- おっぱいケア：3,500円（北区以外の方は、7,000円）
はぁとほっとの産後ケア体験談
はぁとほっとの産後ケアは、一軒家の中で優しい助産師さんのサポートのもとでゆったりと過ごせるのが特徴です。
全室個室で、布団のほかにちゃぶ台もあるので、集中して勉強したりもできます。また、助産師が常駐しており、赤ちゃんのお世話をお任せできます。利用時間中に子育ての悩みについても相談できます。
しかし、実際に宿泊した口コミや体験談、ブログが少ないため、わたしの利用した際の様子を紹介します。
部屋は洋室か和室で、どちらもシンプルな作り
部屋は洋室と和室の部屋がありますが、わたしが今回利用したのは、洋室の部屋です。部屋の中心に布団が敷いており、端にちゃぶ台と椅子がありました。太陽光が入る明るい部屋で、エアコンや空気清浄機も完備しています。
洋室のお部屋の様子をまずは、動画で紹介します。
決して広い部屋ではありませんが、日当たりもよく、風通しも良いため、気持ちよく過ごすことができます。また、ちゃぶ台の上には、お菓子とよもぎ茶の入ったポットもあります。よもぎ茶は結構な量があるため、もし苦手でなければ、飲み物は持参せずにこちらのものをいただくと荷物が減るのでおすすめです。
お部屋の全体の写真やお菓子、お茶はこのようになっています。
線路沿いのため、静かな空間ではない
はぁとほっとは、JR京浜東北線、都電荒川線の線路沿いにあるため、数分置きに結構なボリュームの電車の音がします。赤ちゃんは興味津々に電車を見ておりますが、大人は気になる方は眠れないかもしれません。
電車のガタンゴトンという音がリズムを刻んでおり、眠気を誘われる瞬間もあるのですが、大人はなかなか深い眠りにはなりません。しかし、赤ちゃんは気にせず爆睡をしていました。
有料のヘルシー弁当は、健康的すぎる内容
はぁとほっとでは、有料でヘルシー弁当をいただくことができます。その名の通り、ヘルシーなお弁当が出てくると思っていましたが、どこか妊娠中の病院でいただいたご飯を彷彿とさせる内容でした。カフェなどで提供されているヘルシー弁当を想像しているとかなりイメージと違うかと思います。
滞在中に食べたお弁当の内容は、こちらです。
少し面倒でも自分でランチは用意して持参したほうが、ランチの満足度は上がると思います。
赤ちゃんの寝かしつけやあやし方を教えてもらえる
はぁとほっとの産後デイケアでは、1階の赤ちゃんがいるスペースに、自由に出入りすることができます。行くたびに赤ちゃんの様子や月齢に対しての成長具合などを細かく教えてくれます。
また寝かしつけや、成長度合いに応じた遊びやあやし方も実践しながら教えてくれます。知らないことやネットでは見つけられない情報が多いので、滞在中にはぜひ聞いてみましょう。
さらに赤ちゃんへの授乳も希望に応じて対応してくれるので、どうしても母乳しか飲まないなどの事情がない限りは、スタッフの方にお願いをして、ママは身体を休めるのがおすすめです。
お風呂は入浴剤を自由に選べ、ボディケア用品も完備
お風呂は1階にあり、シャワー浴、足浴、入浴と形態を選ぶことができます。シャンプーやトリートメント、ボディーソープの他、綿棒やシャワーキャップもあります。
そして、最も嬉しいのは様々な入浴剤から好きなものを入れることができ、入浴後のボディクリームも好きなものを選んでつけることができます。入浴剤は赤ちゃんと一緒のお風呂ではまだ使えないので、久しぶりに香りと共に入るお風呂で、リラックスができます。ボディクリームも毎日、適当に塗ってしまったり、塗り忘れもあるので、じっくりと自分の身体のケアをすることができます。
浴室と洗面所、アメニティの写真はこちらです。
はぁとほっとの産後ケアでの改善を希望したいこと
助産師さんも非常に良い方ばかりで、ゆっくり過ごせたという前提で、より気持ちよく過ごすために、今後ここはぜひ改善してほしいことがあります。
１つは、ランチは選べるバリエーションがあると嬉しいという点です。
現在のメニューは、食事に細心の注意を払う必要がある、妊娠中なら良いかなと思えるくらいヘルシーなメニューでした。もちろん、こうしたメニューを希望される方もいるかと思いますが、ヘルシーすぎる気がしました。思い描くヘルシーさよりももっと、病院食に近い感覚です。
そのため、多少金額が＋になってもおいしさやボリュームに重点を置いたメニューを選択できると非常にいいなと思います。ゆっくりとランチをできる貴重なタイミングなので、ジャンキーにがっつり食べたいという方も一定数おり、私もその一人です。
はぁとほっとでの産後ケアの持ち物
ここからは、実際にはぁとほっとの産後ケアを利用した際に持参したものを紹介します。
- 【必須】赤ちゃんの着替え、オムツ、ガーゼハンカチ、ママのリラックスウェア、母子健康手帳、保険証（母子）、乳児医療証、ミルク、哺乳瓶 ※ミルクと哺乳瓶は必要な方のみ
- 飲みたいペットボトル、本、めぐリズム、スキンケア用品、下着の着替え
滞在中の部屋着はないので、持参が必要です。しかし、以下のものは施設に用意があるため、持参不要です。
お茶、おやつ、ベビー用おくるみ、哺乳瓶消毒薬、入浴用バスタオル、フェイスタオル、シャンプー、コンディショナー、ボディソープ、入浴剤、シャワーキャップ、綿棒、ボディクリーム、ドライヤー、授乳用お湯、よもぎ茶（ポットに入って部屋に設置されています）
また、休息のお供には、めぐリズムがおすすめです。いつも夜は眠りが浅いので、こちらのアイテムでぐっすりと眠って体力回復を図ります。
さらに、電車の音に邪魔されることなく眠るためには、耳栓の持参を強くおすすめしたいと思います。
みんなの口コミ
他の方が利用している口コミも紹介します。ほとんど数がなかったのですが、今後、見つけましたら、随時追加していきます。
まとめ
はぁとほっとでは、産後ケアとして母乳相談や赤ちゃんのあやし方や寝かしつけといった、子育ての悩みに寄り添ったケアを提供してます。産後の身体を日中だけでも休めたい、助産師さんに話を聞いてほしいという方におすすめです。
月齢に合った成長具合を見てくれたり、おすすめの遊びも教えてくれます。子どものあやし方など悩みがあるママには最適な施設なので、自分を休めながら訪れてみてはいかがでしょうか。
こうした施設がもっと増えると産後のママのよりどころとなり、子育ての悩みも感じにくくなるのではないでしょうか。
その他の施設については、こちらの記事でまとめています。
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