赤ちゃん連れの旅行は、家族で楽しい思い出を作る機会ですが、新幹線での移動を伴う旅行は赤ちゃんのケアができるか、誰でも不安を感じるものです。
そこで、東北新幹線に赤ちゃんを連れて乗車する際に気を付けるべきことについてまとめました。
この記事では、赤ちゃんと一緒に東北新幹線に乗車する場合に注意すべきポイントや、準備する荷物、おすすめの車両や座席、授乳・ミルクの対応方法、おむつ交換方法、トイレの利用方法、乗車前の注意点、安全対策、そして子ども連れに優しいサービスについて解説します。
この記事を読むことで、赤ちゃんを連れての移動に不慣れな方でも安心して旅行を楽しめるようになります。
JR東日本のえきねっとで、赤ちゃん連れにおすすめの席を予約しよう
窓口でも予約できますが、オンライン予約が便利です。東北新幹線は、えきねっとで予約できます。
えきねっとで予約をすると乗車するまでは何度でも予約変更可能です。紙の切符は窓口や券売機で手続きが必要で1回のみという制約があるので、ネットが断然便利です。ポイントもたまるので、もはや利用しないという選択肢はないといってもいいでしょう。
乗車時間について
もし、時間にあるようであれば、平日の10時~16時出発の電車を選びましょう。
新幹線駅までの所要時間にもよりますが、通勤ラッシュの時間帯を避けて移動するのがおすすめです。
空いていることはもちろんですが、東北新幹線は多くの車両が通路挟んで2席、3席となっているので、他の方がいなければ荷物を広々置くことができます。
車両は赤ちゃんのお世話スペースが近い5,6号車か奇数号車を予約する
東北新幹線への乗車時間が決まったら、次に考えるのは車両をどこにするか、です。東北新幹線は、奇数号車に赤ちゃんのお世話ができるスペースが用意されています。
また、5号車と6号車の間には授乳もできるかなり広いエリアがあります。こちらは普段は鍵がかかっているのですが、車掌さんか警備員さん(こちらは車掌さんに伝えてもらうかたちです)にお願いをして、そのタイミングで使用している人がいなければ自由に使用できます。
赤ちゃん連れで乗車する場合は、基本的に奇数号車を選びましょう。揺れる新幹線の中を、赤ちゃん抱っこしながら移動するのはなかなか大変です。いつでも近くにお世話できるスペースがあると長い乗車も安心です。
座席は最前列→最後尾→通路側の優先順位で選択するのがおすすめ
乗車する車両も決まったら、最後は座席の選択です。座席は、荷物がどれくらいあるかにもよります。
1番のおすすめは、最前列です。最前列は、足元スペースに最も余裕があります。赤ちゃんがいると、棚に荷物を乗せられない場合もありますが、最前列であれば余裕で荷物を足元に置けます。コンパクトであれば、ベビーカーも置けると思います。また最前列の通路側に座れば、出る時にもスムーズです。
また、多くの電車において、車両前方に大型荷物置き場が設置されるようになりました。空いていれば、乗車後にさっとベビーカーを置いてすぐに座席へということも可能です。こういった理由で、最大のおすすめは最前列の席になります。
次のおすすめは、最後尾です。最後尾の席は、席の後ろにスペースがあるので、キャリーケースやベビーカーを置くことができます。このスペースは必ずしも、最後尾の方のスペースというわけではないのですが、人が座ってる後ろに置くのはなかなか気がひけます。自分が座る席であれば、気兼ねなく置けるため、2番目におすすめしたい席です。
ここまでおすすめは、最前列と最後尾とお伝えしましたが、これらの席は、赤ちゃん連れかどうかに関わらず、人気の席です。そのため、余裕を持って予約をしないと埋まっている可能性もあります。
その場合は、偶数車両の最前列、最後尾を確認しましょう。
それでも空きがない場合は、3人席の通路側にしましょう。赤ちゃんの動きは読めません。おむつ交換や泣いたり、席を立つことも多いので、立ち上がれる通路側の席が気を遣わず行ったり来たりできます。
また3人席であれば、真ん中の席が埋まるのは1番最後なので、隣が空いている可能性があります。誰もいなければ、荷物を置かせてもらえるかもしれないので、2人席より3人席が良いでしょう。
乗車日には、予約状況確認
すべての予約ができたら、あとは乗車のみです。もし、もし時間があればやってもらいたいことがあります。えきねっとで自分の席周辺の予約状況を確認しましょう。乗車時間の30分以内くらいに確認するのがいいでしょう。
特に隣に人が来るのか確認できると、心づもりができます。荷物を置いてしまって気まずい思いをしなくても済みますし、混雑具合を把握できると乗車中のイメージがつきやすいです。
東北新幹線に赤ちゃんと一緒に乗車する際の荷物の準備
東北新幹線で赤ちゃんと一緒に乗車する場合、必要な荷物と準備するポイントをまとめました。
- 赤ちゃんのおむつや着替え
赤ちゃんのおむつや着替えは必ず持参しましょう。東北新幹線の車内には、トイレやおむつ交換スペースがありますが、緊急時の備えとしても、おむつは多めに準備しておくことが重要です。 - ミルクなどの飲み物
赤ちゃんが飲むミルクや水などの飲み物も忘れずに持参しましょう。授乳やミルクの時間に合わせて用意しておくと、赤ちゃんの飲み物の心配がなくなります。ただし、ミルクのみの赤ちゃんで、乗車する電車の混雑が予想されており、乗車時間が3時間以内であれば、乗車中になるべく飲まなくて済むように、授乳時間を調整しておくことも重要です。 - おもちゃなどの持ち物
赤ちゃんが退屈しないように、おもちゃや絵本、音楽などを持参すると良いでしょう。赤ちゃんのお気に入りのものを持っていくと、安心感にもつながります。
東北新幹線の車内での赤ちゃんの過ごし方
赤ちゃんが快適に過ごせるように、東北新幹線の車内でどのような工夫ができるかをまとめました。
- 赤ちゃんが眠るための対策
赤ちゃんが眠るためには、フード付きのブランケットを持参したり、事前に授乳や食事を済ませてお腹いっぱいの状態にしておくなどの工夫が必要です。また人の行き来があると、赤ちゃんはそわそわして眠れない可能性があるため、なるべく人が少ない車両を選ぶことも重要です。 - 車内での遊び方
赤ちゃんが車内で遊ぶためには、おもちゃや音楽などを使って刺激を与えることが大切です。また、お座りができる赤ちゃんの場合は、座るシートを傾けたり、抱っこしたりすることで、快適に過ごせるようにしましょう。
東北新幹線での授乳・ミルクの対応方法
東北新幹線に赤ちゃんと一緒に乗車する場合、授乳やミルクの対応方法について知っておきましょう。車内には授乳室が用意されておらず、ミルクも販売されていません。上記で紹介した、奇数号車はあくまでおむつ交換がメインのスペースです。
そのため、車内で授乳する場合は、座席の背もたれを倒して、周りの方に迷惑をかけないように授乳するのがおすすめです。ミルクは持ち込みが可能なので、清潔なミルクボトルや粉ミルク、お湯などを用意しましょう。ただし、車内でお湯を沸かすことはできないので、保温ボトルを使って温めることをおすすめします。
もしくは最近では液体ミルクもあるので、そういったアイテムを活用しても良いかもしれません。液体ミルクは冷たいので、ホッカイロも合わせて持参して少し温めてから飲ませると、赤ちゃんもびっくりせずに飲みやすいです。
東北新幹線の車内でのおむつ交換方法
東北新幹線に赤ちゃんと一緒に乗車する場合、おむつ交換の方法について知っておきましょう。ご紹介しているように、東北新幹線の車内には、奇数車両におむつ交換スペースが設置されており、またトイレの中にも開閉式のベビーベッドがあります。
そのため、必要なグッズは、おむつやおしりふき、おむつ用のポーチや紙おむつ交換シートなどです。持ち運びがしやすいように、軽くてコンパクトなものを用意しましょう。
またゴミとしてのオムツは持ち帰って捨てるようにしましょう。
まとめ
赤ちゃん連れでの東北新幹線に乗る時には、以下のポイントをおさえて予約しましょう。
- 予約は、「えきねっと」でしましょう
- 奇数号車が赤ちゃんお世話スペースが近い。特に5号車と6号車の間にある多目的ルームは授乳もできるのでおすすめ。
- 座席指定の優先順位は以下のとおり
①最前列が、赤ちゃんのお世話スペースも近く、荷物置き場が近い
②座席後ろに荷物が置ける最後尾
③3人席の通路側
また、授乳グッズやおむつ取り替えアイテム、遊び道具など、赤ちゃんが快適に過ごせるために様々な準備が必要です。
以前に比べて、赤ちゃんのお世話スペースや大型荷物置き場の設置など、赤ちゃん連れにも非常に利用しやすくなりました。今回紹介したポイントを参考に、赤ちゃん連れでの旅行を楽しく快適なものにしてください。
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