【体験談】妊娠糖尿病になりやすい人の特徴7つ!普通体型でもなったわたしのリスク要因を全公開

「妊娠糖尿病って誰がなるの?」
「痩せ型だから自分は大丈夫?」
「リスク要因にどれも当てはまらないけど心配…」

📌 本記事について
本記事は妊娠糖尿病を経験した筆者個人の体験談です。一般論部分(診断基準・統計データなど)の参考文献は記事末尾にまとめてあります。診断・治療は必ず主治医の指示に従ってください。
ふうな

普通体型・運動習慣あり・若年でもなりました。「なりやすい人」の特徴と自分のリスク要因を全部公開します。

結論から言うと、妊娠糖尿病は一般的なリスク要因にどれも当てはまらない人でもなります。わたし自身がそのケースで、第1子妊娠時に主治医からも「他の妊婦よりも早いタイミングで発症した」「要因の特定は難しい」と言われました。

本記事では、一般に知られている妊娠糖尿病のリスク要因と、研究途中の新しい要因(DOHaD説・低出生体重児)、そして「リスクがゼロでも発症した」わたしの体験談を解説します。

✍️ この記事を書いた人
2児のママ・ふうな。第1子妊娠中の血液検査で異常が出てOGTT検査を受け、妊娠糖尿病と確定。個人産院では管理ができず大学病院に転院し、5日間の教育入院後にインスリン治療+162日間の自己管理を継続。インスリン増量なしで出産まで完走し健常児として出産しました。出産後は将来の2型糖尿病リスクのため年1回HbA1c計測を継続中。第2子妊娠時は通常の検査スケジュールで異常なしと判定され、妊娠糖尿病にはなりませんでした。本記事は自身のリスク要因を体験ベースでまとめた解説です。
⚠️ 注記
本記事は個人の体験談に基づくもので、具体的な診断・治療方針は必ず主治医にご相談ください。本記事のリスク要因は一般的に知られているものと研究段階のものが含まれますが、すべての方に当てはまるわけではありません。
目次

妊娠糖尿病になりやすい人特徴7つ+研究中の1つ

一般に知られている妊娠糖尿病になりやすい人の主な特徴は7つと、研究段階の追加要因が1つあります。※1

これらに当てはまる数が多いほどリスクが高いと言われていますが、1つも当てはまらない人でも妊娠糖尿病になることはあります(わたし自身がそのケースです)。

#特徴リスクレベル
家族(特に親)に2型糖尿病の既往
高齢出産(35歳以上)中〜高
過去の妊娠で妊娠糖尿病・巨大児を出産
肥満(妊娠前BMI 25以上)中〜高
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の既往
尿糖陽性が続く・羊水過多・妊娠高血圧症候群中〜高
痩せ型でもインスリン分泌能力が低い体質低〜中
自身が低出生体重児だった(研究段階)研究中

わたしの場合は①〜⑦のどれにも明確には当てはまらなかったにもかかわらず妊娠糖尿病になりました。

後述の⑧研究段階の要因(低出生体重児だった)が関係している可能性があります。※2

特徴①家族(特に親)に2型糖尿病の既往がある

妊娠糖尿病になる人の多くに家族の糖尿病既往歴があり、特に親が2型糖尿病の場合はリスクが高まると言われています。※3

遺伝的にインスリン分泌能力が低い体質を引き継いでいる可能性があるためです。

産婦人科の初診時に家族の病歴を聞かれるので、両親・祖父母・兄弟姉妹の糖尿病歴を必ず申告しましょう。

家族歴がある場合はOGTT検査を早めに実施してもらえることが多いです。

特徴②高齢出産(35歳以上)

35歳以上での出産はそれ以下の年齢に比べて妊娠糖尿病のリスクが上がると言われています。※5加齢に伴いインスリン抵抗性が高まることが背景にあります。

年齢が上がるほど発症率は上昇するとされ、40歳以上ではさらにリスクが高まると報告されています。

年齢自体は変えられない要因ですが、リスクを認識して早期検査を受けることで重症化を防げます。

特徴③過去の妊娠で妊娠糖尿病・巨大児を出産

前回の妊娠で妊娠糖尿病だった場合、次の妊娠でも再発する確率が高いとされています。また、巨大児(4,000g以上)の出産歴も、糖代謝異常が背景にあった可能性を示すリスク要因です。※6

殿ママ

第一子妊娠時に妊娠糖尿病だったため、第二子の時も警戒していました。

第2子妊娠時は最初から、内科がある病院での出産を選択し、通常のOGTT検査を実施。

結果は3つの値すべて正常範囲で、妊娠糖尿病にはなりませんでした。再発リスクがあっても必ず再発するわけではないという希望のあるケースです。

第一子のときは血糖値の管理が非常にうまくいき、約3,000gの普通体重での出産でした!

特徴④肥満(妊娠前BMI 25以上)

妊娠前のBMIが25以上だと妊娠糖尿病のリスクが上がると言われています。※7体脂肪が多いとインスリン抵抗性が高まることが背景です。

妊娠を予定している方は、妊娠前にBMIを正常範囲(18.5-25未満)に整えておくことが妊娠糖尿病予防に役立ちます。

急激なダイエットではなく、ゆっくり減量するのがおすすめです。

特徴⑤多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の既往

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)はインスリン抵抗性と関連があるとされ、PCOSの既往がある女性は妊娠糖尿病のリスクが高まると言われています。

また、PCOSは不妊治療が必要になることが多い疾患でもあるため、不妊治療歴がある方も妊娠糖尿病のリスクを意識して、早期検査を受けるのがおすすめです。

特徴⑥尿糖陽性・羊水過多・妊娠高血圧症候群

妊婦健診で「尿糖陽性が続く」「羊水量が多い」「妊娠高血圧症候群がある」と指摘された方は、妊娠糖尿病のリスクが高まると言われています。

これらは胎児の高血糖や合併症の間接的なサインになる可能性があるためです。

妊婦健診で実施される尿検査で尿糖陽性が複数回続く場合、医師からOGTT検査を提案されることがあります。

また、羊水量が多い(羊水過多症)と指摘された場合、胎児の高血糖により胎児の尿量が増えている可能性があります。

妊娠糖尿病の合併症の1つとも言われているため、必ずOGTT検査で確認すべきです。

殿ママ

わたしは第1子・第2子ともに妊娠高血圧症候群になりませんでした!

特徴⑦痩せ型でもインスリン分泌能力が低い体質

痩せ型でも妊娠糖尿病になる人は一定数いるのが現実です。原因はインスリン分泌能力が遺伝的に低い体質とされています。※8

ふうな

医学的なリスク要因と、わたしのケースを照らし合わせて検証します。

「痩せ型=妊娠糖尿病にならない」は完全な誤解です。日本人女性は欧米人に比べてもともとインスリン分泌能力が低い体質と言われており、痩せ型でも発症するケースが少なくありません。

特徴⑧(研究段階)自身が低出生体重児だった

近年、「自分自身が低出生体重児(2,500g未満)だった※4人は、将来の2型糖尿病・妊娠糖尿病のリスクが高い」という研究が報告されています。

これはDOHaD説(Developmental Origins of Health and Disease)・Barker仮説(成人病の胎児期起源説)と呼ばれる理論です。

DOHaD説・Barker仮説とは

イギリスの疫学者デビッド・バーカー博士が提唱した理論で、胎児期に低栄養環境に曝されると、エネルギーをためこみやすい体質に変化し、生後の栄養環境が改善すると相対的な過栄養状態となって2型糖尿病・高血圧・脂質異常症などのリスクが上がるとされています。

昭和大学DOHaD班日本産科婦人科医会などからも、関連する研究が公開されています。

わたし自身、出生体重が2,000g未満(低出生体重児に該当)でした。自分で調べてDOHaD説に行き着いた時、これが第1子妊娠時に妊娠糖尿病になった一因かもしれないと感じました。

当時の主治医にもこの話をしましたが、「研究途中の領域で、これが原因と特定するのは難しい」との説明でした。

33歳で妊娠糖尿病になった当時のリスク要因はゼロ

わたしが第1子妊娠時に妊娠糖尿病になったリスク要因を整理すると、一般的に知られている特徴①〜⑦には明確に当てはまるものがありませんでした。

特徴わたしの該当
①家族(親)に2型糖尿病❌(祖父母含めて親もなし)
②高齢出産(35歳以上)❌(30代前半での出産)
③過去妊娠で糖尿病・巨大児❌(第1子なので該当なし)
④肥満(BMI 25以上)❌(BMI 21)
⑤PCOS既往
⑥尿糖陽性・羊水過多・妊娠高血圧症候群❌(第1子・第2子とも)
⑦痩せ型でも分泌能力が低い❌(明確な体質判定なし)
⑧自身が低出生体重児だった⭕(2,000g未満で出生)

第1子の主治医から、当時こんな話をされました。

普通は何かしらリスクをもっているものですが、あなたはほぼゼロですね
「他の妊婦よりも早いタイミングで妊娠糖尿病になった」
「要因についてはまだまだ研究途中のものも多いので、これが原因と特定することは難しい」

先生は最後に、「なってしまったらもう原因を突き止めるよりも、これからどう管理していくかに集中しましょう」と言いました。

リスク要因を悔やむよりも、未来に向けて行動するという姿勢が、その後の162日間の自己管理を支えてくれました。

妊娠糖尿病になりやすい人がやるべき4つの対策

上記の特徴に1つでも当てはまる方は妊娠中の予防対策を意識しましょう。特徴に当てはまらない方も全妊婦さん共通の検査は必ず受けることが基本です。

妊娠初期から食生活を整える

妊娠初期から「主食少なめ+野菜多め+たんぱく質確保」という食事習慣を意識。一気に体重を増やさないことが妊娠糖尿病予防の基本です。

詳しい食事の組み立て方は食事完全ガイドを参照してください。

早期にOGTT検査を受ける

リスクが高い方は妊娠初期からOGTT検査を受けることをおすすめします。発症前から早期対応することで、重症化を防ぎ、インスリン治療を回避できる可能性が高まります。

第2子妊娠時のわたしは中期(24-28週)の標準タイミングでOGTT検査を受け、正常範囲を確認しました。

適度な運動(ウォーキング)を継続

妊娠中の適度な運動(食後の散歩など)は食後血糖値スパイクを抑える効果があります。1日10-15分のウォーキングを習慣化するだけで、血糖値コントロールに役立ちます。

詳しくは運動記事を参照してください。

家族歴・自身の出生体重も主治医に伝える

家族歴は産婦人科の初診時に必ず伝える。両親・祖父母・兄弟姉妹の糖尿病・妊娠糖尿病・巨大児出産歴を整理しておくと、医師が適切なタイミングで検査を勧めてくれます。

「自分自身が低出生体重児だった」という情報も合わせて伝えると、より早期からの検査につながる可能性があります。

妊娠糖尿病になりやすい人に関するよくある質問

なりやすさに関連してよくいただく質問をまとめました。

痩せ型でも妊娠糖尿病になりますか?

はい、痩せ型でも妊娠糖尿病になることはあります。わたし自身が妊娠前BMI 21のやや痩せ型でしたが、第1子妊娠時に診断されました。

日本人女性は欧米人に比べてインスリン分泌能力が遺伝的に低い体質とされており、痩せ型での発症も少なくありません。

「痩せているから安心」と思わず、必ずOGTT検査を受けることをおすすめします。

リスク要因にどれも当てはまらないのに発症することはありますか?

はい、わたし自身が一般的なリスク要因にどれも明確には当てはまらなかったケースです。主治医から「他の妊婦よりも早いタイミングで発症した」と言われました。

研究段階の要因(低出生体重児だった等)も影響する可能性があり、まだ解明されていない要因も多いとされています。

「リスクなし=発症しない」とは限らないので、必ずOGTT検査を受けてください。

自分が低出生体重児だと妊娠糖尿病になりやすい?

DOHaD説(Developmental Origins of Health and Disease)という研究分野で、低出生体重児が将来の2型糖尿病・妊娠糖尿病のリスクが高いとする報告があります。

イギリスのバーカー博士が提唱したBarker仮説がベース。ただしまだ研究段階で、「必ずなる」というものではありません

自分が低出生体重児だった方は、念のため主治医に伝えて早期検査を相談するのがおすすめです。

第1子で妊娠糖尿病だった場合、第2子も必ずなりますか?

必ずではありません。再発リスクは健康な人より高いとされていますが、わたし自身の第2子妊娠時は通常のOGTT検査を受けて正常確認でき、妊娠糖尿病にはなりませんでした。

食事管理・体重管理を意識すれば再発を防げる可能性もあります。第2子妊娠時は妊娠初期から検査を受けることが標準対応です。

妊娠糖尿病はストレスでなりますか?

ストレスが直接の原因とは言えませんが、慢性的なストレスはインスリン抵抗性を高める可能性があるとされています。

妊娠中の過度なストレスを避ける、十分な睡眠を取る、リラックスする時間を持つなどの生活習慣も、間接的に予防に役立つと考えられます。

妊娠糖尿病は予防できますか?

完全な予防は難しいですが、リスクを下げることは可能です。妊娠前に適正体重を維持する・妊娠中の急激な体重増加を避ける・適度な運動を続ける・バランスの良い食事を心がけるなどの生活習慣がリスク低減につながると考えられています。

一方、家族歴・出生体重など変えられないリスク要因がある方は、早期検査と早期対応が最大の予防策になります。

妊娠糖尿病はリスクゼロでも発症する!それでも管理できるから安心を

妊娠糖尿病になりやすい人の特徴は家族歴・高齢出産・過去の妊娠歴・肥満・PCOS・尿糖陽性や羊水過多・痩せ型でも分泌能力が低いの7つに加え、研究段階の「自身が低出生体重児だった」という要因もあります。

わたし自身は一般的なリスク要因にどれも明確に当てはまらない状態で第1子妊娠時に発症しました。

「リスクがゼロでも発症することはある」という事実を理解した上で、全妊婦さんがOGTT検査を受けることが最大の予防策です。

診断されてしまっても、当時の主治医の言葉のように「原因を突き止めるよりも、これからどう管理していくかに集中する」という姿勢で、出産まで管理することが大切です。

具体的な治療方針については、必ず主治医にご相談ください

⚠️ 最後に
本記事はわたしの個人的な体験談です。診断・治療は必ず主治医の指示に従ってください。一般論部分の参考文献は記事末尾の参考文献をご確認ください。

参考文献・出典

本記事はわたしの体験談を中心に構成しています。一般論部分(妊娠糖尿病の診断基準・治療指針・公的データなど)は以下の情報源を参照しました。

本文中の「※」マークは、以下の参考文献を総合的に参照していることを示します。

  1. 公益社団法人 日本産科婦人科学会 妊娠糖尿病
  2. 千葉西総合病院 産婦人科 妊娠糖尿病と診断されたら?検査内容や治療方法
  3. 糖尿病サイト 糖代謝異常合併妊娠の出産後の注意
  4. 四谷内視鏡クリニック 妊婦が気をつけたい妊娠糖尿病
  5. 豆クリニック 妊娠糖尿病と診断されたら?原因・影響を知って安心して対策
  6. 一般社団法人 日本糖尿病学会(妊娠糖尿病の診断基準・治療指針)
  7. 国立成育医療研究センター(周産期医療・妊娠糖尿病の管理)

※ 上記リンクは外部サイトです。本記事は医療行為の代替ではありません。診断・治療は必ず主治医にご相談ください。最新かつ正確な医学情報については各公式サイトをご確認ください。

関連記事 診断後の自己管理の詳細

妊娠糖尿病と診断された後の自己管理(血糖値・体重・食事・教育入院)の詳細は、別記事で公開しています。

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この記事を書いた人

はじめまして、ふうなです!東京都北区在住で、実体験をもとに妊娠出産の経験・体験談やレビュー記事を中心に執筆しています。
Webライターとしても活動しています。お気軽にお問合せください!

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