【実データ公開】妊娠糖尿病の血糖値推移!インスリン増量なしで出産できた約5ヶ月の数値記録

私は第一子の妊娠中に妊娠糖尿病と診断され、出産までのあいだ毎日血糖値を記録していました。「妊娠糖尿病 数値」「血糖値 推移」と検索する方がいちばん知りたいのは、実際のリアルな数字ではないでしょうか。

この記事では、私が妊娠15週ごろから出産まで約5ヶ月間、毎日記録した血糖値の実データをすべて公開します。結果としてインスリンは一度も増量することなく出産でき、主治医にも血糖コントロールを褒めていただけました。あくまで個人の記録ですが、これから妊娠糖尿病と向き合う方の参考になればと思います。

殿ママ

妊娠糖尿病って言われたときは、本当にショックでした…。同じ思いをしている方の役に立てればと思って、約5ヶ月分の血糖値の記録を全部公開しています。

✍️ この記事を書いた人
2児のママ・殿ママ。第一子の妊娠中に妊娠糖尿病と診断され、教育的入院を経て、出産まで毎日血糖値を自己測定・記録しました。インスリン治療を行いながら、増量なしで出産。本記事はそのときの記録をまとめたものです。
はじめにお読みください
本記事は筆者個人の妊娠糖尿病の体験・記録をまとめたものです。血糖値の数値や経過、必要な治療には大きな個人差があります。記事内の血糖管理・インスリン治療は、すべて主治医の指導のもとで行ったものです。血糖値が気になる方・妊娠糖尿病と診断された方は、必ず主治医の指示に従ってください。本記事は医療上のアドバイスを提供するものではありません。
📊 この記事のデータについて
記録者第一子の妊娠中に妊娠糖尿病と診断された筆者
記録期間妊娠15週ごろ〜出産(妊娠38週0日)/約5ヶ月・162日分
測定回数1日1食分(食前と食後2時間)が基本/教育入院中は毎食
インスリン使用(朝・夕)。出産まで増量なし
目次

妊娠糖尿病の血糖値の目標値をおさらい

血糖値の自己管理ノートの最初のページ

実データを見る前に、妊娠糖尿病の血糖値の目標値を簡単におさらいします。妊娠中は赤ちゃんへの影響を抑えるため、通常の糖尿病より厳しい目標値が設定されます。

食前・食後の目標値の目安

測定タイミング目標値の目安
食前95mg/dL未満
食後2時間120mg/dL未満
※目標値は施設や個人の状態により異なります。必ず主治医にご確認ください。

私の場合は食前95未満・食後2時間120未満を目安に管理していました。この記事の表でも、食前95以上・食後120以上の数値は赤字で示しています。

私の測定タイミングは1日1食分が基本だった

測定回数は主治医の指示によります。私の場合は1日1食分(朝・昼・夕のうち1食)を選び、その食事の前と食後2時間に測定するという指示でした。測る食事は日替わりでずらし、朝・昼・夕をまんべんなくチェックする形です。

ただし教育的入院中は毎食後に測定し、また前の測定で高めの数値が出たときは追加で測ることもありました。表の記録数が日によって違うのはそのためです。測定を忘れた日は「測定忘れ」と正直に記録しています。

殿ママ

最初はこの目標値、本当に守れるのかなって不安でいっぱいでした。針で指を刺して血を出すのも、慣れるまでは毎回ドキドキで…

【実データ公開】妊娠糖尿病の血糖値推移 約5ヶ月の記録

血糖値の自己管理ノートの使い方ページ

ここからは、私が記録した血糖値の実データを妊娠週数ごとに公開します。数値はあくまで筆者個人の記録で、同じように管理しても結果には個人差があります。ひとつの参考としてご覧ください。

妊娠15〜20週ごろの血糖値

妊娠糖尿病と診断され、教育的入院からスタートした時期です。入院中は毎食後に測定していたため、最初の数日は記録数が多くなっています。

妊娠週数朝食前朝食後昼食前昼食後夕食前夕食後備考
15w1d7780105教育的入院
15w2d831109511977112教育的入院
15w3d891179411782139教育的入院
15w4d8210112111379114教育的入院
15w5d769113011086115教育的入院
15w6d79129
16w0d10290
16w1d8096
16w2d81113
16w3d9174
16w4d79119
16w5d80105
16w6d8398
17w0d81測定忘れ
17w1d88111
17w2d91107
17w3d809684100
17w4d82102
17w5d87107
17w6d81105
18w0d82114朝食なし
18w1d84117
18w2d81118
18w3d116測定忘れ108
18w4d75102
18w5d90122
18w6d8996
19w0d79120
19w1d117103
19w2d測定忘れ
19w3d76111
19w4d97113
19w5d81125
19w6d71108
20w0d97105
20w1d8595
20w2d110105捕食10:30、昼食11:30
20w3d94105
20w4d86108
20w5d86121
20w6d111102

妊娠21〜27週ごろの血糖値

自宅での測定が定着してきた時期です。食後にやや高め(120台)の日もありますが、おおむね落ち着いています。低血糖ぎみでブドウ糖を口にした日もありました。

妊娠週数朝食前朝食後昼食前昼食後夕食前夕食後備考
21w0d8590夕飯19:30
21w1d91106
21w2d8396
21w3d96測定忘れ
21w4d93105
21w5d8087
21w6d8568ブドウ糖2個摂取/就寝前88
22w0d8199
22w1d84102
22w2d84106
22w3d82103
22w5d8395
22w6d8596
23w0d85測定忘れ
23w1d89104
23w2d103128
23w3d86114
23w4d78117
23w5d89測定忘れ
23w6d8494
24w0d77106
24w1d8199
24w2d8399
24w3d97112
24w4d80119
24w5d測定忘れ
24w6d8099
25w0d87100
25w1d79106
25w2d89134
25w3d8388
25w4d100109
25w5d88測定忘れ測定忘れ
25w6d8792
26w0d82103
26w1d103108
26w2d80103
26w3d82101
26w4d82127
26w5d82110
26w6d85114
27w0d測定忘れ
27w1d99145
27w2d75100
27w3d78測定忘れ
27w5d84102
27w6d6988

妊娠28〜34週ごろの血糖値

妊娠後期に入り、一般に血糖値が上がりやすいといわれる時期です。数値の高い日も数回ありましたが、いずれも一時的でした。

妊娠週数朝食前朝食後昼食前昼食後夕食前夕食後備考
28w0d80109
28w1d8899
28w2d8296
28w3d82109
28w4d9194
28w5d76154
28w6d79112
29w0d8493
29w1d81116
29w2d88126食後1.5時間後に測定
29w3d90117
29w4d88124
29w5d86測定忘れ
29w6d79105
30w0d測定忘れ
30w1d8998
30w2d84103
30w3d77111
30w4d80102
30w5d86109
30w6d89104
31w0d測定忘れ
31w1d78121
31w2d8412591119
31w3d89109
31w4d81測定忘れ83108
31w5d8098
31w6d測定忘れ
32w0d83108
32w1d87108
32w2d89119
32w3d82108
32w4d8591
32w5d86測定忘れ
32w6d73113
33w0d78107
33w1d69測定忘れ
33w2d79112
33w3d87116
33w4d86測定忘れ
33w5d7899
33w6d83109
34w0d78109
34w1d7395
34w2d88110
34w3d82測定忘れ
34w4d88107
34w5d86103
34w6d8096

妊娠35〜38週ごろ・出産までの血糖値

出産が近づいた時期です。出産当日(妊娠38週0日)は数値が大きく上がっていますが、これは出産時の一時的なもの。産後は食前と就寝前の測定に切り替えました。

妊娠週数朝食前朝食後昼食前昼食後夕食前夕食後備考
35w0d80測定忘れ
35w1d8883
35w2d9991
35w3d73測定忘れ88測定忘れ
35w4d79104
35w5d8796
35w6d測定忘れ10871133インスリン投与忘れ
36w0d7788
36w1d88113
36w2d76106
36w3d76112
36w4d87120
36w5d8398測定忘れ
36w6d77119
37w0d9099
37w1d82107
37w2d8088測定忘れ
37w3d7498
37w4d8395
37w5d81106
37w6d821009811482133午前2時頃に破水し、入院
38w0d8491213★出産日(出産時の一時的な高値)/就寝前223
38w1d8386産後、食前および就寝前の測定のみに/就寝前103
38w2d779080産後、食前および就寝前の測定のみに/就寝前112
38w3d768383産後、食前および就寝前の測定のみに/就寝前115

約5ヶ月の推移を振り返って

約5ヶ月の記録を振り返ると、食前はおおむね70〜90台、食後2時間はおおむね90〜120台で推移していました。食後に120台後半〜140台が出た日や、まれに150台の日もありましたが、いずれも一時的で、翌日以降は落ち着いています。

出産当日(妊娠38週0日)は数値が大きく上がっていますが、これは出産時の一時的なものです。妊娠後期は血糖値が上がりやすいといわれますが、私の場合は大きく崩れることなく出産を迎えられました。これはあくまで私の記録であり、経過には個人差があります

殿ママ

グラフを並べてみると、ほとんどの点が目標ラインの下に収まっていて、自分でも改めて驚きました。毎日コツコツ記録していて本当によかった…!

妊娠中のインスリンは増量なしで出産できた

通常、妊娠週数が増えるにつれて、血糖値のコントロールは難しくなり、量が増えたり、複数のインスリンと投与することが多くなるようです。

わたしの妊娠中のインスリン量と種類の変化についても、触れていきます。

使用していたインスリンの量は1日6単位だった

私は食事だけでは血糖値の管理が難しく、主治医の判断で朝と夕にインスリンを使用していました。量は朝4単位・夕2単位、1日合計6単位です。

この量は、妊娠糖尿病でインスリンを使う方のなかではかなり少ないほうだと思います。実際、出産した病院で同じ妊娠糖尿病の方々とお話しすると、1日数十単位という方も多く、自分との差に驚いたのを覚えています。

ただし、ここで強くお伝えしたいのは、インスリンの必要量は病状や体質によって大きく異なり、量の多い少ないで優劣が決まるものではないということです。数十単位が必要なことは決しておかしなことではなく、その人に合った量を主治医が判断しています。ここでお伝えする「6単位」は、あくまで筆者の場合はこうだったという一例として、参考程度に受け取っていただけたらと思います。

妊娠後期も増量せず、種類の追加もなかった

妊娠が進むと、インスリンの必要量が増えたり、種類が追加されたりすることが多いといわれます。私自身も「だんだん増えていくのかな」と覚悟していました。ところが結果的に、妊娠15週ごろから出産まで、朝4・夕2単位のまま一度も増量せず、種類が追加されることもありませんでした。主治医からも「食事管理がよくできている」と声をかけていただけて、とても励みになりました。

増量せずに済んだ理由は人それぞれだと思いますが、私の場合は毎日の食事と運動の工夫が背景にあったと感じています。次の章で、私が続けていた3つのことを紹介します。

殿ママ

主治医に「食事管理がよくできていますね」って言われた瞬間、本当に泣きそうになりました。毎日の積み重ねがちゃんと数字に出ていて、報われた気がしたんです。

血糖値を安定させるために続けた3つのこと

ここで紹介するのは、あくまで筆者個人が取り入れていた工夫です。効果を保証するものではなく、合う・合わないには個人差があります。新しく何かを取り入れる際は、必ず主治医に相談してください。

1 自炊を中心にして甘味料を工夫した

いちばん大きかったのは自炊を中心にしたことです。外食や市販の総菜は糖質量がわかりにくいため、できるだけ自分で作り、ごはんの量や食材を把握できるようにしました。

甘いものが欲しいときは、砂糖の代わりにカロリーゼロの天然甘味料「ラカントS」を使っていました。煮物やお菓子作りに砂糖と同じ感覚で使えるので、自炊との相性がよかったです。顆粒タイプとシロップタイプがあり、料理によって使い分けていました。

2 ランチの後に20分のウォーキングをした

2つ目は食後のウォーキングです。私はランチのあとに20分ほど歩くようにしていました。食後に体を動かすと、血糖値の上がり方がゆるやかになる感覚があり、自分の記録を見ても食後の数値が落ち着いている日が多かったように思います。

妊娠中の運動は体調と相談しながらになります。どのくらい歩いてよいかは必ず主治医に確認してください。私の場合は無理のない範囲で、散歩程度のウォーキングを習慣にしていました。

殿ママ

ランチのあとにちょっと歩くだけで、食後の血糖値の数字が変わる感覚があったんです。「歩くって本当に大事だな」って、自分の記録を見て実感しました。

3 食事に取り入れていた食品

3つ目は、毎日の食事に取り入れていた食品です。いずれも食品であり、薬のような効果があるものではありませんが、私の食生活の工夫の一つとして紹介します。

菊芋の粉末(イヌリン約70%)

菊芋は「芋」と名前がつきますが、じゃがいもやさつまいものような炭水化物ではなく、食物繊維の一種「イヌリン」を多く含む野菜です。

私が選んだのはイヌリン約70%含有の粉末タイプで、毎日の味噌汁・スープ・カレー・ヨーグルトなどに小さじ1〜2杯ほど混ぜて取り入れていました。

粉末はクセが少なく料理の味をほとんど変えないので、続けやすかったポイントです。

菊芋粉末を実際に使ってみた感想や具体的なレシピは、別記事「【妊娠糖尿病体験談】菊芋で血糖値を安定!レシピや菊芋茶の味も解説」で詳しく書いています。

桑の葉の粉末飲料(糖煎坊)

桑の葉茶はノンカフェインのお茶で、妊娠中でも安心して口にできるのが嬉しいポイントでした。

私が日常的に飲んでいたのは、国産桑の葉100%を使った粉末タイプの「糖煎坊(とうせんぼう)」。

食事のときにホットで一緒に飲むのを習慣にしていました。粉末をお湯に溶かすだけなので、家でも外出先でも簡単に飲めて、緑茶のような見た目でクセなく毎日続けられたのが、習慣化できた理由です。

糖煎坊の味の正直な感想や、続けてみての変化については、別記事「【妊娠糖尿病体験談】桑の葉茶は効果ある?おいしさも正直レビュー」で詳しく書いています。

クリーム玄米ブラン80kcal

妊娠糖尿病になると、おやつや間食の選び方も大きな悩みになります。

私が頼っていたのが、ブルボンの「クリーム玄米ブラン80kcal」。

1袋80kcalと低カロリーで、玄米ブランや全粒粉が使われているため、補食としての量や栄養を管理しやすかったです。小分けパックなので外出先や仕事中にもそのまま食べられて便利。フレーバーが豊富で飽きずに続けられたのも、私にとって大きなポイントでした。

クリーム玄米ブラン80kcalを3ヶ月間実食して血糖値を測定した記録は、別記事「クリーム玄米ブランは糖尿病でも食べていい?妊娠糖尿病で3ヶ月実食した血糖値データを公開」で詳しく公開しています。

殿ママ

甘いものを我慢しないといけない時期、クリーム玄米ブランがあって本当に救われました。1袋80kcalって決まっているのも、罪悪感なく食べられて安心でした。

くり返しになりますが、これらは筆者個人が食生活の工夫として取り入れていたものです。血糖値を下げる効果を保証するものではありません。気になる食品がある場合は、取り入れる前に主治医に相談してください。

妊娠糖尿病の血糖値に関するよくある質問

妊娠糖尿病の血糖値について、よくある質問をFAQ形式でまとめました。

妊娠糖尿病の血糖値はどのくらいが目標?

目標値は施設や個人の状態によって異なりますが、私の場合は食前95mg/dL未満・食後2時間120mg/dL未満を目安に管理していました。一般的な目安としても、この2つが基本的な指標として使われることが多いです。必ず主治医に確認してください。

食後の血糖値が上がりやすいときはどうした?

私の場合は食後にウォーキングをする・自炊で糖質量を把握するといった工夫をしていました。あくまで個人の体験で、対応は人によって異なります。食後高血糖が気になる場合は主治医に相談を。

インスリンは妊娠が進むと増えていく?

増えていくことが多いといわれますが、必ず増えるわけではありません。私自身は妊娠15週ごろから出産まで増量なしで済みました。ただしこれは個人の経過であり、インスリン量の調整は主治医が判断します。

教育的入院では何をするの?

プログラムは病院によって異なりますが、私の場合は血糖値の自己測定の練習、食事の内容や量の指導などを受けました。入院中は毎食後に血糖値を測っていました。

血糖値が高い日があっても大丈夫?

私の記録でも、食後に120台後半〜150台が出た日が数回あります。大切なのは1日の数値より全体の傾向だと主治医に言われました。高い日が続く・気になるときは、自己判断せず主治医に相談してください。

妊娠糖尿病でも甘いものは食べられる?

私はカロリーゼロの甘味料(ラカントS)を使う・間食の量を決めるといった工夫で、甘いものと付き合っていました。何をどのくらい食べてよいかは個人差があるため、主治医や栄養士の指導に従ってください。

妊娠糖尿病の血糖値は食事の工夫でコントロールしやすい

インスリン注射針を打った後の針たち

妊娠糖尿病と診断されたとき、私は「これからどうなるんだろう」と強い不安を感じました。同じように悩んでいる方にとって、実際の血糖値の数字は、少しでも見通しを持つ助けになるのではと思い、約5ヶ月の記録をすべて公開しました。

私の場合は、自炊・食後のウォーキング・食品の工夫を続けながら、インスリン増量なしで出産を迎えられました。ただし、これはあくまで私個人の記録です。血糖値の経過や必要な治療には大きな個人差があり、血糖管理は必ず主治医の指導のもとで行ってください。この記事が、これから妊娠糖尿病と向き合う方の不安を少しでもやわらげられたらうれしいです。

殿ママ

診断を受けたときは「これからどうなるんだろう」と本当に不安でした。これから妊娠糖尿病と向き合う方の、少しでも心の支えになれたらうれしいです。

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この記事を書いた人

はじめまして、殿ママです!東京都北区在住で、実体験をもとに妊娠出産の経験・体験談やレビュー記事を中心に執筆しています。
Webライターとしても活動しています。お気軽にお問合せください!

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