妊娠糖尿病は妊娠中にかかりやすい病気の1つです。
全妊婦の約20%程度がなると言われており、珍しいものではありません。
妊婦健診の中で、定期的に検査が行われて診断されます。
しかし、その多くは妊娠中期以降に発病する方が多いです。

わたしは妊娠3か月で妊娠糖尿病になりました。
病院でも妊娠初期の症例は非常に稀と言われ、不安でいっぱいの妊娠生活でした。
インスリン注射や血糖値測定も余儀なくされる生活でしたが、最終的には子供は3,000gジャストくらいで出産ができ、担当医からもすばらしい生活をしていたと絶賛されました。
この記事ではそうしたわたしの体験をもとに、妊娠糖尿病を乗り切るのに役立ったアイテムだけを厳選して紹介します。
先に結論をお伝えすると、最もおすすめは桑の葉茶です!
緑茶のような味わいですがカフェインレスで、食事中に飲むと食後血糖値が落ち着きました。
桑の葉茶なしに、妊娠糖尿病は乗り切れなかったと思います。
また、記事内では妊娠糖尿病の診断の経緯や診断後の生活や気を付けるべきポイントも紹介します。
血糖値やインスリン量の推移も公開しますので、妊娠糖尿病を診断された方の参考になるかと思います。
妊娠糖尿病の必須アイテム4選!桑の葉茶が最もおすすめ

ここからは、血糖値上昇対策で欠かせなかったアイテムを紹介します。
どれも医薬品ではないため、すべての方に効果があるとは言えません。
私の場合は、非常に効果があったのではないかと考えているものを解説しますので、参考にしてみてください。
必須アイテム①イチオシ商品!桑の葉茶
妊娠糖尿病と診断された方に強くおすすめしたいのが、桑の葉茶です。
血糖値の上昇を抑えるのに効果があるとのことで、桑の葉茶をよく飲んでいました。
緑茶に近い味わいなので、食事にもよく合います。
食事の一口目の前に桑の葉茶を飲み、食事をすることで、私は血糖値が119以内におさめられました。
味わいが心配な方は、少量のものをお試しで購入してみてください。
桑の葉茶の詳しい情報や飲んだ感想については、こちらの記事でまとめています。
必須アイテム②クリーム玄米ブラン
クリーム玄米ブランは、捕食アイテムとしてNo.1のヘビロテアイテムでした。
妊娠糖尿病では、3回の食事の他に、捕食としてカロリーを接種するタイミングが3回あります。
私の場合は、この捕食が1回80カロリーと決まっていました。
毎日のことなので、おにぎりやビスケットなどのバリエーションを用意していましたが、外出先で重宝したのは、クリーム玄米ブランシリーズの80カロリーの商品です。
個包装になっているので、持ち運びができるという便利さはもちろん、非常においしいです。
ちょうど良い甘みがなので、スイーツを我慢している妊娠糖尿病のママにとってはご褒美にもなります。
甘味もありますが、量も少ないので、血糖値はあまり気にせず食べられるのも嬉しい商品です。
味のバリエーションもチョコ、抹茶、バニラミルクと豊富なので、いくつか持っておくのがおすすめです。
必須アイテム③ラカントS
ラカントSは甘味を出す調味料です。
血糖値の関係で砂糖やみりんを使うことに抵抗があったものの、これらを使わずに料理をするのはかなり難しいかと思います。
しかし、ラカントSは、血糖値に影響を与えないと言われており、また砂糖と同じ分量で同じ甘さになるため置き換えが非常にしやすい商品です。
さらに、味も言われても、代用品を使っているとは気づかないでしょう。
価格は砂糖に比べると高価ですが、赤ちゃんのためには、お金をかけるべきところではないでしょうか。
必須アイテム④菊芋
菊芋は、野菜の一種ですが初めて聞く方も多いかと思います。
芋とつくと糖質が多いのではと考えられがちですが、菊芋は、血糖値の上昇を抑えると言われている野菜です。
乾燥して販売されている場合が多く、水で戻す手間があるものの、保存性があります。
水で戻した後は、お味噌汁の具材にしたり、きんぴらにするとおいしくいただけます。
また、料理が苦手な方は、菊芋をお茶にした菊芋茶もおすすめです。
私はこちらも飲んでいましたが、くせもなく飲みやすいお茶です。
妊娠糖尿病の検査と診断の経緯

妊娠糖尿病は母体はもちろん、お腹の赤ちゃんにも影響があるため、すべての妊婦がスクリーニングによる血液検査を受けることになっています。
その数値に異常があると、糖負荷検査を受けます。
この検査は、甘いソーダを飲み、飲む前、飲んでから1時間後と2時間後に血液検査をするものです。
数値は、空腹時100mg/dl以上、1時間値180mg/dl以上、2時間値150mg/dl以上となっています。この3回の血糖値のうち1つでも数値が規定よりもオーバーしていると妊娠糖尿病と診断されます。

私は、空腹時は95mg/dl、1時間値は200mg/dl、2時間値151㎎/dlでした…
つまり、妊娠糖尿病です。
妊娠糖尿病の出産は産科と内科併設の病院で
妊娠糖尿病と診断されると、妊娠中の生活も大きく制限されますが、分娩にも影響があります。
通常の妊婦は、産院で出産することが多いですが、妊娠糖尿病の管轄は内科です。
そのため、産科に加えて内科がある病院でないと出産が難しくなります。
まちの産院に内科医がいることは稀で、いたとしても妊娠糖尿病は見れないという場合も多いです。
そのため、分娩予約をしていても総合病院や大学病院への転院を余儀なくされることもあります。
さらに里帰り出産を考えている方は、実家から大きな病院が遠い場合は、里帰りを諦めて、現在の自宅から近い病院での分娩にすることもあるでしょう。

里帰り出産も無痛も諦めました・・・😿
妊娠糖尿病に対応するための教育的入院
妊娠糖尿病と診断されると総合病院や大学病院で、食事をはじめとしたこれからの妊娠生活をどのように送るべきかを学ぶ、教育的入院をする場合があります。
管理栄養士から食事について教わったり、入院中の血糖値の結果次第では、インスリン注射を開始する場合もあります。

妊娠初期に妊娠糖尿病になる人はかなり稀で、参考となる症例がないと言われて、非常に不安でした。
しかし、この入院でたくさんのことを学べました。
そのおかげで、わたしは妊娠糖尿病ながら、自分の結婚式を予定どおり挙げることができました。
その時の体験談は、こちらで詳しく解説しています。
【体験談】ママの体重の推移と赤ちゃんの出生体重、インスリン量が増えなかったポイントを紹介

私は、妊娠3か月で妊娠糖尿病と診断され、そこから出産まで、食事療法とインスリン注射を5か月継続しました。
診断された当時は非常につらかったですが、自分の食生活を見直すきっかけとなりました。

インスリン量が1度も増えずに出産を迎えることができました!
ここでは、初期に妊娠糖尿病と診断され、最終的な子どもの出生体重やわたしの体重増加に関する情報を紹介します。
子供の出生体重は、3,000g、ママの体重増加は、7kg
妊娠糖尿病のママから産まれた子供は大きく生まれてきてしまったり、何か病気になる可能性もあると言われています。
しかし、この記事で触れるようなポイントに気を付けながら生活をした結果、子どもは3,000g程度で産まれることができました。
平均的なちょうど良い大きさかと思います。
また私自身は、普通体型なのでもともとは10kg以上の体重増加があっても問題ありませんでした。
しかし、妊娠糖尿病により、最終的な増加体重の目標が7kgと設定されていました。
そして、最終的にはちょうど7kgの増加で出産することができました。
担当医からは、体重増加量も妊娠期間中を通した血糖値も非常に安定しており、妊娠糖尿病の妊婦さんのお手本のような妊娠生活だったと褒めていただきました。
何より、子どもが健康で産まれてきてくれたことが何よりです。
妊娠糖尿病の食事で気を付けるべきこと

妊娠糖尿病の治療で最も重要なのは、食事療法です。妊娠前の体重をもとに1日の摂取カロリーが算出され、そこから1食あたりに必要な栄養素が割り出されます。
また、3食をおやつ3回を含めた6回の分食になるため、1日の大半を食事について考えるなんていうこともよくありました。
食後2時間の血糖値を120mg/dl以内にする必要があるため、食事メニューに加えて、食べ方も非常に重要です。
ここでは、妊娠糖尿病の食事で気を付けるべきことを紹介します。
メニューに加えて、食べ方についても解説していきますので、血糖値のコントロールがうまくいっていない方は、実践できているか1つずつ確認してみましょう。
食事は定食形式で血糖値を緩やかに上昇させる
妊娠糖尿病の治療では、定食形式の食事を毎食取りましょう。
味噌汁、ご飯、主菜でお肉や魚、野菜の小鉢1~2品が理想的です。
基本的には、和食が好ましいですが、毎回は飽きるので洋食もバランスよく混ぜていきましょう。
ご飯は食事開始10分後から食べる
ご飯やパン、パスタなどの主食は、最初の一口から10分以上経過してから食べるようにしましょう。
定食形式にしているのは、ご飯を食べるタイミングをなるべく後ろにするためです。
食事の中でご飯が最も血糖値をあげます。通常の糖尿病では、このご飯を制限するくらいです。
しかし、妊娠中は赤ちゃんへの影響があるため、しっかりとご飯を食べる必要があります。
血糖値を急激に上げてはいけないけれど、ご飯は食べなくてはいけないという、非常に難問に立ち向かうのが、妊娠糖尿病の治療です。
そのため、食事の最初の一口目は、汁物にしましょう。
私は、汁物をすべて食べて、その後小鉢の野菜を完食し、お肉やお魚に手をつけている途中からご飯を初めて食べるようにしていました。

一口食べたら、箸を置いて、30回咀嚼をしましょう!
妊娠糖尿病の外食について

妊娠糖尿病でも外食に行きたいこともあるでしょう。
その場合、基本は定食を選択しましょう。
定食であればご飯物だけでなく、汁物や主菜、副菜と分かれているため、食べる順番を工夫すれば、血糖値が上がりにくくなります。
ラーメンや丼ものを食べたい時は、具材豊富なものを選びましょう。
そうした具材から食べ始めてください。
主食を食べるのは、食べ始めてから10分以上経過してからにしましょう。
具材が少ないメニューであれば、サイドメニューを追加してください。
外食については、こちらの記事が参考になるかもしれません。
妊娠糖尿病で参考にしたブログやSNSを紹介

私が妊娠糖尿病中に実際に見ていた、SNSアカウントを紹介します。
同じ境遇の人の情報を見ると一緒にがんばろうと思えます
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